薬剤師がCBDの事実を調べました②(CBD開発のエピソード編)

薬剤師がCBDの事実を調べました②(CBD開発のエピソード編)


前編では、海外の使用実績の内容を紹介し開発者自身で試してみたところ、いい効果も悪い効果もハッキリでる結果に。

今回の記事ではその点もふまえながら薬剤師として本や文献を調べてみた結果、どのようにCBDを使用することが安全かつ有効に使用できるかについて書いていきたいと思います。
みなさんがCBDの良くない部分も含めて知ることで、適切にCBDを使用できるようになることを願っています。
それではタイトルに入らせていただきます。


1,CBDのデメリットを知らないことは「リスク」
・「CBDはデメリットはないので、だれでも簡単に使用できる」はウソ
・使用量を増やしすぎると、体感が得られなくなるリスクも

2,CBDの上手な使用法・使用量
・使用量の客観的な目安は?
・少量からはじめ、自分が満足できる「最小の使用量」がベスト

3、薬剤師としてCBDを開発した理由
・まず正しい使い方に対する情報を提供したい                         ・CBDは「中身」も重要

 

1,CBDのデメリットを知らないことは「リスク」

CBDはカラダの実感が得られやすい一方、正しい使い方を知らないとデメリットが発生することも。まずはCBDが「ただ安全・安心」というわけではない理由を解説したいと思います。

 

・「CBDはデメリットはないので、だれでも簡単に使用できる」はウソ
CBDは使用した人からも、たくさんの声や反響がある成分です。
ですが前記事でもお伝えしたように約1/3の人が使用開始に多いと考えられる副作用を経験しており、開始から1~2週間ぐらいは特に
・おなかがゆるくなる
・日中に眠気がでる
・食欲に変化が出る
・口が乾く
等のリスクが高い状態といえます。

CBDは、ホメオスタシス(恒常性)に働きかけることで、自律神経、ホルモンのバランスに働きかけてくれます。
ですが、カラダのバランスが乱れている人ほど効果だけでなく、カラダによる副作用もでやすい可能性があります。
しばらく続けるとほとんど気にならなくなる症状がほとんどですが、「おなかのゆるみ」は人によって続いてしまう人もいるという統計もあり注意が必要です。


・使用量を増やしすぎると、体感が得られなくなるリスクも
使いなれた人に起こりやすいといわれていますが、カラダの変化が落ち着いてくると、効果を実感できなくなるケースがあります。
メーカーによっては
・他の成分を試してみたほうがいい
・もっと使用量を増やしてみるといい
・吸収が早い他のタイプの製品がおススメ
という説明をしているところもあります。

ですがCBDの場合、一番はじめに考えるべき理由は「カラダの中で変化がほぼなくなったこと」です。
本来、精神作用や鎮静作用がないからこそ安心して使用できる成分なのですが、その部分についての説明がないまま、適正量をこえる使用を促しているケースも残念ながらそれなりにみかけます。

      



2,CBDの上手な使用法・使用量

実は、CBDを使用するうえで一番知っておいてほしいのはその「使い方」。
CBD自体は使い方を間違えるとデメリットもありますが、実は安全に使用するコツも知られています。
ここでは注意すべきポイントをまとめていますので、CBDに興味を持った方は必ずチェックしてみてください。

・使用量の客観的な目安は?
通常サプリメントにはほぼ一定の「目安量」があります。
しかし、CBDは人によって適正量が違うことがわかっています。
メーカーにより様々な目安量が出ていますが、その値もまちまち。
この記事では、海外の研究や文献のデータに基づいた客観的な使用量を、下記にまとめました。
                                                                                                      CBDの使用目安について                                     ・1日の使用量の目安は、成分量で15~30mg
・毎日使用する場合の上限量は70mg/日以下が望ましい
 
      

参考:医療大麻医療提供者間の適応症と管理慣行:横断的調査(BMC Family Practice:英文)

参考:イギリス食品基準庁(FSA) 安全アドバイス 2020年2月13日より

      


安全性でいえば、CBDはこれより多い量を使用しても大丈夫なのですが、使用目的が 「あくまで健康目的のための、日常的なシーンで」ということであれば、上記の摂取量が一番ベストな目安といえます。
その理由については、次の項目でご説明します。     

 

・少量からはじめ、自分が満足できる「最小の使用量」がベスト
先にあげた説明をふまえて、CBDを実際に使用する上ではこのようなリスクを想定しておくことが重要です。
①は、本来続けられるかもしれないのに合わないと判断してしまうリスク。
②は、使用しているのに使用のメリットがない状態になってしまっているリスク。
                                 

結論からいえば、上記のような問題が起きないCBDのとりかたとして「少ない量で様子を見る」ということが、一番の解決法といえます。

      

 

使用初期
・カラダの変化が、あまり気にならない程度の少ない量で様子を見る。
・慣れたら、少しずつ量を増やしてみる。

使用初期の副作用は、体内の変化が落ち着いてくるにつれて改善することが多いことがわかっているため、対処法としては「量を減らす」というのがベストといえます。
商品メーカーでは明記されていないことが多いですが、使用初期は使用目安よりも少なめの量でも十分な効果が出る場合も多いといえます。
オイル製品の場合、副作用が出たら1~2滴だけでの使用で様子を見てみるというのもおススメです。

                                                       「慣れ」が出てしまったら 

次に、カラダの慣れが出てしまったと感じるときの対応について
・まずは1日量を、使用量目安の範囲内にする
・日中の使用量を減らすまたは、中止する。
・実感がなくなったら、1週間程度中止して、少量から再開する。

先ほどもお伝えしたように、CBDの効果を実感できなくなってしまう主な原因は、「カラダの変化がなくなってしまうこと」に由来しています。

まず第一に、客観的な目安を守る一番のメリットは
・CBDのデメリットがいちばん出にくい量であること                       という点が挙げられます。
つまり、適量は「その場の実感」のためだけではなく「実感し続けられる」ためにも守った方がいいといえるでしょう。

体の変化をつけるため、                                ・軽度の慣れであれば、日中の量を減らしたり、使用を中止する
・慣れが気になるようであれば、1週間程度使用を中止する
という対応で、カラダの実感を回復することができます。

CBDは精神作用や依存性がない成分なので、減量や中止のハードルは低いこともメリットといえます。
海外の専門家の見解や使用データから見ても、上記のような方法が一番リスクがなく、効果的と言われています。

 

3、薬剤師としてCBDを開発した理由

なぜ薬剤師としてCBDを開発させていただいたかについて。
一言でまとめると
「CBDのリスクをできるだけ少なくして、みなさんに使用してほしい」
ということなのですが、そのハードルについても簡単にご紹介させていただきたいと思います。    

                        

 

・使い方に対する情報が必要
まず使い方の情報を提供したいと思った理由として

・CBD自体は、現代ならではの健康問題にアプローチでき、世界的にも実績や認定がされている有用成分であること
・商品サイトをみても、CBDの本来の注意点や、正しい使い方を十分に公開しているところが非常に少ないこと
・薬剤師という職業上、「良い成分、でも使い方には注意」という成分ほどしっかりと説明したいという気持ちがあった

というものがあげられます。
ここまでであれば、情報を公開するだけで十分とも考えられるでしょう。


・CBDは「中身」も重要。
しかし、使い方以外にもCBD製品には注意するべき点があります。
それが「中身」に関するものです。

CBDは「原料や製法」に関するリスクも外国では指摘されており、原料となるヘンプの栽培環境や製造方法も一部問題とされています。
大麻に対して「寛容的」ともいえるアメリカでも、ニューヨーク州では品質に対するリスクからCBDの使用を禁止しているケースもあります。
原料、製法について詳しく知りたい方は下記をチェックしてみてください。

 

 

またCBD以外の類似成分「カンナビノイド」については、今のところ法律の規制と安全性が十分に追いついていないリスクもあります。
カンナビノイドについては法律だけでなく、使用実績も十分に加味する必要があるといえます。
法律と規制について詳しく知りたい方は下記をチェックしてみてください。 

↓        

 

 

これら使用法だけでなく「原料や製法、成分や規制」といった中身に関するトータルの部分まで、CBDを安全に使用していただくためには「商品から設計し、使用法と一緒にお届けするのが一番確実」という結論になり、薬剤師としてCBD製品をリリースすることとしました。

前編は消費者としてCBDを実際に使用し、後編では薬剤師の視点から、CBDの正しい使い方と安全性の観点を解説させていただきました。
みなさんも正しい情報とともに、CBDを活用していただけると幸いです。

  


まとめ


 前記事でも取り上げた「コビドグラフィー」より、CBDのことをとてもうまく表現できている記述があるのでご紹介したいと思います。

(中略)CBD愛好家は、あらゆる種類のプラスの効果を引用して、それが彼らの人生を変えたとあなたに言うでしょう。懐疑論者は、それはすべて誇大広告であり、実際の利益はないことを教えてくれます。真実はその中間にあります。        

(中略)CBDが日常の健康に有益であるという主張にはいくつかの真実があるかもしれません。朝のスムージーであれ、スキンケアルーチンの一部であれ、あるいはまったく別のものであれ、定期的なCBDの使用は、リスクも伴いますが、一部の人々にとって潜在的に有益である可能性があります。

このような表現が、現状のCBDにとって一番正しい表現であると、個人的にも同意できました。


いい情報ばかりが流れている場合は、背後にある「問題」や「不都合」が隠れていることも。
CBDについても使いかたを間違えると、デメリットが発生するケースも多いことが予想されます。ですが、成分のデメリットをまず先に知っておき、対処法を理解していただければ、メリットの部分を上手に活用していただけると考えています。

 

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特にCBDは品質と同じくらい「使い方」も重要!
使い初めはカラダの反応が出やすかったり、使い続けていくうちに感じ方が鈍くなってしまうということも。
そういった時に見ていただきたい、体調や使用ポイントを紹介している 「上手に活用するための使用ガイド」もお付けしています。

現代社会を生きる私たちに。CBDで回復力ケアを!

現代の生活は「常に何かとアクセスしている」状態が多く、ココロもカラダにも負担がかかり不調が出やすい時代といえます。
・睡眠時間を十分に確保できない
・脳が休めていないと感じている
・カラダやココロのコンディションが安定しない

アタマやカラダのハードワークで、不足してしまうカンナビノイドを簡単に補うことができる「CBDオイル」は、まさに現代にとって最もうれしい成分といえるでしょう。
自分のカラダに合ったベストな量を見つけながらCBD取り入れることで、現代のカラダとココロの負担を軽くできればと願っています。

<注意事項>
記事で紹介しているサプリメントの研究報告は、CBDの成分に対するものであり、当社の製品の効果と直接的な関係はありません。
CBDはあくまでもサプリメント成分です。疾病の治療等には、医師の指示を受けることが大切です。またリスクのある生活習慣の改善が、あくまで健康にとって最重要であることにご注意下さい。