合成カンナビノイド「HHC」が規制に!カンナビノイドの法律と規制をくわしくチェック

合成カンナビノイド「HHC」が規制に!カンナビノイドの法律と規制をくわしくチェック


最近ネットや雑誌に取り上げられて話題の「CBD」

「大麻の成分なら、そもそも使用しちゃいけないんじゃないの?」
「今まで使用できた成分がどうして「規制」されるの?」
「法律や規制の他に大事な基準ってある?」
CBDやカンナビノイドに興味はあっても、疑問や不安が出ている方も多いかと思います。

今回はカンナビノイドにまつわる法律と規制やルールについて解説し、安心してCBD製品を使用できる知識を身につけていきましょう!  






全体的なCBDの内容を知りたい方は、こちらの記事がオススメです!

 

 目次

.CBDは法律でどうなってるの?
・CBDが合法の理由
・日本で違法なのは「THC」と「採取した部位」
・輸入には、厳しい成分基準があります。

.CBDやカンナビノイドの安全性は?
・CBDは国内外の認定を受けている
・『使用が許可されている=安全』とは言い切れない
・半合成カンナビノイドHHCは早くも使用規制に。
・成分規制以外で、CBDの使用を禁止する国も 

3・安全に使用するためにはどうすればいい?
・一番大事にしたい、研究実績と公的認定
・安全のベストは産地が分かる「ピュアCBD」

 

.CBDは法律でどうなってるの?

・CBDが合法の理由
CBDは麻からとれる成分の一種で「カンナビジオール」という成分の略になります。

CBDの他によく一緒に挙げられる類似成分として
・THC(テトラヒドロ・カンナビジオール)
・CBG(カンナビ・ゲロ−ル)
・CBN(カンナビ・ノール)
等があり、これらの成分は「カンナビノイド」とよばれ、それぞれにカラダの生理作用を持っています。

なぜCBDが合法かというと、『CBDは規制対象の成分ではないから』というのが法律的な観点からの結論になります。
「そのままじゃない?」と思いますよね。麻という植物だからこそこのような説明をさせていただきました。
では、日本の麻に関する規制について説明をしていきたいと思います。



・日本で違法なのは「THC」と「採取した部位」
規制対象の定義は成分の区分により異なりますが、おおまかにまとめると
『精神作用(ハイになる)や依存性(同じ量では効かなくなってくる)等カラダの有害性があり、その乱用のおそれがあるもの』といえます。

ここで知っておきたいのは、麻のすべてが違法ではないという部分です。

先ほど書いたように、麻には「良い成分」と「悪い成分」が混ざっています。
国によって基準に違い、一部例外の国もありますが日本で違法性があるとされているのは大きく分けて2つの要素があります。
・THC(テトラヒドロ・カンナビノール)という成分が入っているもの 
・採取部位として、「成熟した「茎」と「タネ」以外から抽出したもの」 
この2つの条件以外の成分に関しては輸入および使用が認められています。

身近な例でいえば、「けしの実」は、成熟したタネを熱処理することでTHC等が残らないため、上記の基準をクリアし食品として使われています。
規制の対象でないカンナビノイドも、この「けしの実」と同じ条件で健康食品として利用されているということになります。  


・輸入には、厳しい成分基準があります。
一方で「そうはいっても、良くない原料や成分が混ざる場合があるんじゃないの?」と思う方もおられるかと思います。
その点については「麻薬取締法」に管理されているので、現在は安心といえます。
日本では法律に基づき、様々な証明審査をクリアした成分だけが輸入を許可されるという仕組みになっているため、違法性のある成分が混入しないルールとなっているのです。



.CBDやカンナビノイドの安全性は?

前の章ではカンナビノイドに関する法律的な部分をメインで説明をさせていただきました。
この章ではカンナビノイドに関する安全性についての検証をしていきたいと思います。

           
・CBDは国内外の認定を受けている
カンナビノイドの中でもCBDは、世界での研究・使用実績や有用性から2018年6月にWHO(世界保健機構)で、世界規制薬物から除外され安全性があると認定がでています。
同じくWADA(世界アンチ・ドーピング機構)でも、純粋なCBDの使用を認める見解を出してます。
厚生労働省でも2021年の「大麻等の薬物対策のあり方検討会」において、CBDの安全性・有用性を認め、その健康効果や一部医薬品への活用を検討している旨を発表しています。

法律面についてCBD等の供給を確保するためにも、大麻の規制について採取部位の規制を無くし、THCの成分の規制のみにすることが検討されています。

参考:WHO「カンナビジオール 事前審査報告書」http://cannabis.kenkyuukai.jp/images/sys%5Cinformation%5C20171206225443-F93DD6CFE8B1C092970601FFD88BDBE2E5F96AE8B22F18642F02F65C6737547F.pdf

参考:世界アンチドーピング機構「CBDの検索結果」
https://www.wada-ama.org/en/questions-answers/cannabinoid

参考:厚生労働省「大麻等の薬物対策のあり方検討会 」
https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000779389.pdf



 

・『使用が許可されている=安全』とは言い切れない
CBD以外のカンナビノイドが同じように安全といえるかといえば「NO」です。

『サプリメントとしての使用が規制されていない=安全』ではないのです。
使用規制がなく、市販されているものでも下記のようなリスクは考えられます。

・成分に関する、安全性や使用上の問題がクリアできているとは限らない
・製造における原料の内容や製造プロセスに、厳格な基準がない
・使用法や使用量に目安があるものの、わりにくく基準も非常にあいまい

なかでも、近年急激に販売が拡大しているカンナビノイドはそのリスクが特に大きいといえます。



・半合成カンナビノイドHHCは早くも使用規制に。
つい最近、CBD界隈でおどろくべきニュースがありました。

2021年年末ごろから市販で流通していた半合成カンナビノイド「HHC」が、2022年3月17日より所持及び使用が禁止されることとなりました。
いったいどのような経緯だったのでしょうか?

実はHHCは違法性のあるTHCと似た性質を持っており、精神作用や依存性があるとされる成分でした。
海外では大麻の一部使用が合法な国もあり、HHCをわざわざ使用目的で製造する例がほとんどなかったため日本でも規制対象にはなりませんでした。

しかし、そこに目をつけた業者がHHCを「脱法的」に製造・販売し、早くも規制の対象になったというのが話の概要です。   


つまり、使用規制は事前リスクや問題に対しておこなわれるとは限らず、実際に使用された問題に対して後からおこなわれる場合があるということです。

このニュースからも、『使用規制がない=安全』ではないことがおわかりいただけるかと思います。

    

・成分規制以外で、CBDの使用を禁止する国も
原料や製造に関する問題でCBDの使用を禁止する国も存在しています。

実際に、モナコ、ジョージア、ニューヨーク州では、CBD等の使用が禁止されています。

これには大きく2つのケースがあります。

①原料であるヘンプの栽培土壌にに問題があるとされるケース
ヘンプは、土壌の重金属を吸収しやすい性質があります。

汚染された土地でヘンプを栽培し、土地の浄化も兼ねたビジネスとして着目されてしまい、ヘンプ自体の安全性が問題となっているケース。

②製造プロセスの問題で違法混入物が入ってしまうケース
オイルの製造法や技術の問題によって、THCやその国で使用が禁止されているCBD以外のカンナビノイドが混入するリスクを問題視し禁止をするケース。

このように、カンナビノイドについては法律の規制の問題だけでなく、実際に私たちのカラダに入るものとして使用規制や安全性のリスクも存在しています。
「合法」か「違法」かの前に「安全」か「そうでないか」という判断材料があるかどうかも、CBD製品を使用するには重要といえるでしょう。

    

 

3・安全に使用するためにはどうすればいい?


・一番大事にしたい、研究実績と認定 
それでは一般の人はカンナビノイドのどの部分を重要視すれば良いでしょうか。
その答えは「研究実績と公的認定」といえます。
たくさんの研究がされている成分は、有用性だけでなくリスクについての研究もされます。

安全で多くの人が使用できれば、成分としての活用も進むため、研究事例が多い成分ほどその安全性についてもしっかり検証がされるといって良いでしょう。

もうひとつさらにあると良いのが公的認定といえます。
公的認定は、十分な証明ができた研究文献を検証し確証がとれたものに対し 公の機関が公開をするため、信頼性がとても高いといえます。
これらを完全にクリアできているカンナビノイドは現在はCBDのみです。


・安全のベストは産地がわかる『ピュアCBD』
カンナビノイドの中で安全なのはCBDであるとお伝えしましたが、もうひとつ重要な点として、先ほどにもお伝えさせていただいた「原料の由来」になります。
CBDは土壌の環境を受けるため、原産国や栽培環境がわかる製品はおススメです。
アメリカ産は栽培環境のリスクがニューヨーク州でも懸念されているため、「有機栽培・オーガニック」等の表記があるものであれば信頼できるでしょう。      

そして次に、製法もチェックしてみてください。
カンナビノイドには、麻の成分をすべて抽出する製法、THCのみを除いて抽出する製法などいくつか抽出方法があり、抽出方法によっては複数のカンナビノイドが混合されます。

製法の中でCBDのみを単一成分で抽出した原料は「アイソレート原料」と呼ばれ、この製法でつくられたピュアCBDであれば、CBDのみを摂取することができます。
世界の保健機関でも認定されているのは「純粋なCBDのみ」なので、安全・安心を重視するためには製法選びも重要です。 
     




まとめ

まだカンナビノイドは、日本で普及し始めて間もない成分といえます。
そのため、法律や規制自体も追いついていない部分があり、
・規制がないからいろいろな成分が試せる 
・もっと強い成分を試してみたい 
・逆に、規制がないからコワくてなかなか使用できない
といった、様々な反応があるのではないかと推測ができます。


その中で、薬剤師である筆者の視点で、より安全で確かな製品を選ぶ基準をご紹介させていただきました。
法律や規制だけでは安全性は確保できないからこそ、CBDが持つ実績と認定は今の時点では非常に価値があるといえるでしょう。


 CBDを始めるなら「Neotice」がおススメ!安心のスイス産原料製品。
・「Neotice」とは?
 
                       
ブランドコンセプト
「カラダが本来持っている「回復機能」にアプローチし、健康だけでなく未病ケアまでトータルで解決する」

Neotice(ネオティス)は、薬局を8年間経営した薬剤師が「最新の成分研究」と「上手なサプリメントの活用法」を製品にしてお届けするサプリメントブランドです。
これからの時代に必要な健康、より高いパフォーマンスを求める人にとって、よりよい製品を提供したいと考えています。


・確かな原料と製法のCBDオイル。
「NeoticeCBDオイル」は最新のカンナビノイドの実績と研究に基づき、安全性と有効性の両立を追及したサプリメントです。     

・使用ガイド付きで『知って納得、使って実感!』

特にCBDは品質と同じくらい「使い方」も重要!
使い初めはカラダの反応が出やすかったり、使い続けていくうちに感じ方が鈍くなってしまうということも。
そういった時に見ていただきたい、体調や使用ポイントを紹介している「上手に活用するための使用ガイド」もお付けしています。

現代社会を生きる私たちに。CBDで回復力ケアを!

現代の生活は「常に何かとアクセスしている」状態が多く、ココロもカラダにも負担がかかり不調が出やすい時代といえます。
・睡眠時間を十分に確保できない 
・脳が休めていないと感じていない
・カラダやココロのコンディションが安定しない

アタマやカラダのハードワークで、不足してしまうカンナビノイドを簡単に補うことができる「CBDオイル」は、まさに現代にとって最もうれしい成分といえるでしょう。
自分のカラダに合ったベストな量を見つけながらCBD取り入れることで、現代のカラダとココロの負担を軽くできればと願っています。

<注意事項>
記事で紹介しているサプリメントの研究報告は、CBDの成分に対するものであり、当社の製品の効果と直接的な関係はありません。
CBDはあくまでもサプリメント成分です。疾病の治療等には、医師の指示を受けることが大切です。
またリスクのある生活習慣の改善が、あくまで健康にとって重要になります
。