この記事を開いてみてくださった方の中には
「CBD自体は聞いたり、試したことがある。でも、使うのはちょっと…」
という方も多いのではないでしょうか?
この記事では筆者である薬剤師が、初めてCBDを使用する方向けに、
・ご使用前の方
・使用に不安がある方、
・1度使用しすぐに止めてしまった方
というに向けて、CBDをおすすめするというよりも
「客観的な文献やデータを元になるべく安全に、かつ、
上手に活用していただく」
というポイントを薬剤師の視点からアンサーとして出させていただいて
おりますので、気になる点がある方はご覧になってみてください。
1、生活上の注意点について
・車や機械の運転前・運転中の使用
・アルコールとの併用
・妊娠・または授乳中
・心療内科の薬を服用中の方
2,使用に関するご質問
・1日の使用量の目安は?
・一日の上限量の目安は?
・日中も使用していい?
3、基本的な副作用と対処
・基本的な注意点
・使用初期にだけ現れやすい副作用
・使用後も継続する場合がある副作用
・副作用に対する対処法
4、体質やその他、注意すべき事項
・一部CBDと併用注意の薬の特徴
・ペットへの使用
1、生活上の注意点について
Q、車や機械の運転前・運転中の使用は?
A、アルコールのような精神作用や注意力の低下作用ではありませんが、
CBDの働きとして、眠気や鎮静作用が考えられるため、車や機械の運転
前・運転中のご使用は控えてください。
Q、アルコールとの併用は?
A、アルコールとの併用自体は働き方が違うため問題はなく、実際に
アルコール飲料にCBDを入れた製品もあります。ですが、アルコールと
併用するよりは健康上の問題から「アルコールを飲みたい時に、代わり
にCBDを使用する」という方法をおススメしています。
Q、妊娠・または授乳中に使用できる?
A、CBDは、妊娠中や授乳婦の方の十分な研究がおこなわれておらず、
胎児への移行性等が確認されているため使用を控えてください。
アメリカの食品医薬品局(FDA)でも上記の人が使用を避けるように
警告をしている状況です。
参考:FDA「妊娠中または授乳中のCBDを含む大麻の使用について知っておくべきこと」
Q、心療内科の薬と一緒に使用できる?
A、心療内科で薬をもらっている人の使用自体は問題ないと考えられます。
ですが、CBDには一部併用注意な薬があるため、かかりつけの病院に相
談するようにしてみてください。
2,使用に関するご質問
Q、1日の使用量の目安は?
A、CBDについては適正量の個人差が大きく、明確な使用量の基準は
出ていませんが、
アメリカの専門家による研究データより
・1日推奨量として、1日16mg~30mg
という報告があり、この摂取量が安全性が高いと言えるでしょう。
Q、一日の上限量の目安は?
A、また、イギリスの食品基準庁では
・1日の摂取量を70㎎以下にすること
を推奨しています。これは重篤な副作用が起こらないとされているので
「上限量」の目安としてください。あくまで安全に使用できるとされる
目安は「使用量の目安」と考えられます。
参考:イギリス食品基準庁(FSA) 安全アドバイス 2020年2月13日より
Q、日中も使用していい?
A、CBDは使用初期(開始~10日程度)に集中して、副作用が出やすいとさ
れています。その部分も考えると
・使用初期は日中は使用しない
・体が慣れたと感じた後も、夜よりも少ない量で使用する
等の工夫をすることで、快適に使用しやすくなります。
3、基本的な副作用と対処
Q、基本的な注意点は?
A、CBDは、使用初期は副作用が出るリスクがあります。
製品案内等ではしばしば「副作用はまれ」と表示されていることもあり
ますが、海外の消費者サイト(コビドグラフィー)では、
「約3人に1人が何かしらの副作用を経験した」という報告があります。
これらの副作用のほとんどは、使用初期(開始~10日前後)が多く、理由
としては、CBDが作用する際の「体内バランスの変化」が要因とされて
います。そのため、使用しばらくでそれらの症状が改善するケースも多い
といえます。
参考:コビドグラフィーCBD統計2021 - ニュース | マーチ 2022
Q、具体的な副作用は?
A、使用初期に現れやすい副作用としては
・だるさ
・日中の眠気
・立ちくらみ
・軟便、下痢
・口の渇き
・気分の変化
・頭痛
等の副作用のリスクがあるとされています。
Q、中でも気を付けたい副作用は?
A、使用初期で出やすい上記の副作用の中でも、
「軟便・下痢」「頭痛」は症状が続いてしまう場合があるので経過に注意が
必要です。
Q、副作用が出た場合はどうしたらいい?
A、基本的にCBDは使用を続けることで改善することが多いので、
「緩和するまで1日使用量を半分ずつ減量して様子を見る」という対処で
様子を見る方法があります。これは症状が継続してしまう方も同じです。
ですが、ごく少量で使用しても副作用が気になってしまう場合は、
中断するようにしてください。
4,体質やその他、注意すべき事項
Q、CBDとの飲み合わせに注意が必要な薬は?
A、CBDは薬を分解する酵素(CYP3A4)の働きを阻害することが
分かっています。主治医や薬剤師にも伝わる説明として、
「グレープフルーツと一緒に服用するのが注意とされている薬」
についてはCBDも同様に注意が必要となるため、薬を服用中の方は
かかりつけの病院等で確認をするようにしてください。
Q、ペットに使用できる?
A、海外ではペットにCBDを服用させる方もいます。
純粋なCBDやカンナビノイドの成分のみのオイル等であれば、
服用は可能です。しかし、精油成分(テルペン)等は動物にとって
有害で摂取できないため、中身の確認は注意が必要です。
まとめ
この記事を読んでみて、CBDの使用するためのイメージが湧いたでしょうか?
現状様々なCBDに関する情報が流れていますが、
「CBDをこれから試してみたい」
「CBDに対して不安がある」
という方にとって一番知りたいことは「安全に使用するための方法」
ではないかと思います。
まだまだ知らない人も多いCBD。一方で、海外では多くの使用実績から安全に使用するための研究と実績も公開されています。
この記事では効果だけでなく、より安全にCBDを導入していただけるようになるための使い方をピックアップさせていただきました。
ネオティス(Neotice)では、CBD原料や使い方まで「安心・安全」にこだわったCBDオイルも取り扱っております。
CBDにより興味を持った方、効果を詳しく知りたい方は下記の記事をチェックしてみてください。
↓