CBDをすでにご使用方の中で、
「CBDって色々種類やタイプがあって違いがわかりにくい。続ける上での
安全性についても知っておきたい」
という、CBDに対する製品や品質について気になり始めている方もいるかと
思います。
この記事では筆者である薬剤師が、初めてCBDを使用する方向けに、
・続ける上で知っておきたい働き
・CBDの食品としての安全性
・様々なタイプのCBD製品
について解説をさせていただきながら、
「嗜好品としてだけでなく、健康のために長く使い続けていく」
というポイントをアンサーとして出させていただき、
「CBDの中身の見えない部分」についても知っていただければ幸いです。
1、原料や安全に関わる内容
・規制されてなければ安全?
・安全な成分の基準は
・決まった成分だけを摂りたい
・原料の品質について
2、効果についての疑問
・寝る前に使うと「クリア」になる
・相乗効果が気になる
・「体の慣れ」を感じた
3、タイプの効果の特徴
・食品(グミや飲料)
・カプセルタイプ
・ベイプ(タバコ式)
・オイルタイプ
1、原料や安全に関わる内容
Q、売られている成分は安全ですか?
A、現在CBDだけでなく、類似成分「カンナビノイド」を含む成分も多く
販売されています。現状日本では「THC」等の違法性のある一部の
カンナビノイド以外は、使用することができます。
しかし、「規制されていない=安全」ということではありません。
健康食品の制度は、研究・安全性の実績が十分でない場合でも、明らか
な有害性がない場合は「規制対象外」とするケースもあります。
Q、安全な成分と基準は?
A、通常医薬品は「安全性試験・長期毒性試験」等の厳しい採用基準が
あり、CBDは 一部の海外では医薬品として認可しているところも。
つまり、カラダへの安全性や作用の研究実績が十分にあるのがCBDの
特徴です。
それらの安全性は、WHO(世界保健機構)、WADA(世界アンチ
ドーピング機構)でも認定されています。
現状十分な実績があり、安全に使用できるといえるのは「CBDだけ」と
いえます。
参考:WHO「カンナビジオール 事前審査報告書」http://cannabis.kenkyuukai.jp/images/sys%5Cinformation%5C20171206225443-F93DD6CFE8B1C092970601FFD88BDBE2E5F96AE8B22F18642F02F65C6737547F.pdf
参考:世界アンチドーピング機構「CBDの検索結果」
https://www.wada-ama.org/en/questions-answers/cannabinoid
Q、決まった成分だけをとるには?
A、CBDを含めたカンナビノイドには3つの製法があり
・フルスペクトラム
=海外製品が主で、すべてのヘンプ成分を抽出する製法
・ブロードスペクトラム
=ヘンプ成分から、THCのみを取り除いて作る製法
・アイソレート
=「単離」の意味で、単一成分を抽出する製法
つまり、単一の成分を選んで摂取するためには「アイソレート原料」
を選ぶ必要があるといえます。厚生労働省でも「THC」が含まれるリスクを
公開していますが、そういったリスクが一番少ないのもアイソレート原料の
特徴でもあります。
Q、他に気を付けたいリスクは?
A、現状販売実績が多い海外では、原料であるヘンプの
「土地の重金属を吸収しやすい性質」の栽培環境リスクも懸念されて
います。原料の異物や有害物の混入リスクから、「CBDの品質による
使用規制」が一部の国やニューヨーク州等でもされるように。
考慮しておきたい点として「有機栽培」などの表記、栽培環境や環境規制
のある原産国の原料等がわかるものを選ぶこともポイントになります。
2、効果についての疑問
Q、CBDを使うと「目がさえる」ケースって?
A、CBDは個人差が大きく特に感じない方もいますが、「二相性」という
性質があるとされています。これは、
・少ない量ではリフレッシュ作用が、多い量ではリラックス作用がでる
という働きです。夜の使用で起きてしまう人は、この二相性の反応が
考えられます。その場合、適正量より高用量を使用するよりも、
「日中や夕方に時間をずらす」という対応をおススメします。
Q、配合製品の相乗効果が気になる
A、しばしば「配合による相乗効果(アントラージュ効果)」が欲しいと
思う人も。さきほど複数成分が混ざる製法リスクもお伝えしましたが、
アイソレートでも配合効果を出すことができます。内容としては、
・アイソレート原料同士を配合する
・アイソレートCBDに、「テルペン」という植物精油成分を加える
という方法があり、カンナビノイドとしてCBDのみを摂取したい時は、
アロマ効果もあるテルペンを配合した製品がおススメになります。
Q、効果を感じなくなったら?
A、CBDにはいわゆる「体の慣れ」を感じるケースがあります。この主な
理由として
「カンナビノイドが充足され、体内の変化がほぼなくなってきた」
ことが挙げられます。CBDの体感の中には、体の変化自体がもたらしてる
ものがあると考えられます。
「慣れ」を感じる場合、一番効果的な方法は「1日量を減らす、中断する」
ことです。1日使用量が多くなく「体の慣れ」が軽めの場合は減量をして
みると良いでしょう。
「体の慣れ」がハッキリ出ている場合は、一定期間中止することをおスス
メします。CBDが体内にとどまる期間は「3~5日」とされているので、
一週間程度中止するとほぼ使用前の状態にリセットされます。
参考:PubMed Central「てんかんの治療におけるカンナビノイド」 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5767492/
3、製品タイプの効果の特徴
Q、食品タイプは?
A、食品タイプで多く市販されているタイプとして「グミ」や「ドリンク」
があります。
どちらも共通してポイントとして
・効果が出るまで1~2時間程度かかり、最大8時間程度持続する。
・1個や1本あたりCBDが20㎎程度含まれるものが多く、摂取量が多い
・腸から吸収されるため、胃腸の副作用が出やすくなるとされる
という条件があり、手軽ではあるものの、CBDの摂取方法としては
デメリットもあります。
Q、カプセルタイプは?
A、カプセルタイプだとサプリメントとして効果がなんとなく期待できそう
ですが、胃腸で溶けて吸収されるため食品タイプと同じ働き方をしま
す。水だけですぐに服用できるのはメリットといえるでしょう。
Q、ベイプ(電子タバコ式)は?
A、ベイプはリキッドを加熱して、水蒸気として肺から吸引するタイプで
特徴としては
・肺からの吸収は最も早く、数分で効果を発揮する
・しかし、効果の持続時間は短く2~3時間程度とされる
という内容になります。一般的な、CBDの使用としてのメリットはあまり
ないといえ、喫煙習慣がある人がタバコの代わりに代用するという使い方
をおススメします。
Q、オイルタイプは?
A、最もベーシックなタイプであるオイルタイプは食品タイプと比較して
・舌裏に垂らすことで効果が出るまで15分~30分程度となり、最大8時間
程度持続する。
・1滴単位で使用量を調節できる
・舌裏の血管から吸収されることで、胃腸の副作用が軽減される
という特徴があります。つまり、シンプルに健康効果を期待してCBDを
使用するのであれば「オイルタイプ」が最も適正であるといえます。
Q、オイルタイプを食品に垂らしてもいい?
A、CBDオイルを、普段の飲み物や食品に垂らす方法も紹介されている
ケースがあります。ですが、オイルタイプは「舌の裏で2~3分キープ
し吸収させる」ことでメリットを発揮します。なので、食品に垂らすと
「食品・カプセルタイプ」と同じ効果になるので注意が必要といえます。
まとめこの記事を読んでみて、CBDとの付き合い方が見えてきた
でしょうか?
CBDは、製薬会社でも成分の働きの特定がかなり進んでおり、日本を含め
医薬品としての活用を検討されています。薬剤師の筆者としても、
データ上の有効性だけでなく、原因のはっきりしない多くの不調に
対しても効果があると考えています。
それだけに、
「医薬品のように使い方が、明確でない」
「品質や中身が見えにくい」
という、続けていくうえでのリスクをなるべく知っていただき、
「内容・中身を理解して続けていただく」
ことが、最もCBDのメリットを受けられるのではないかと思っています。
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